BSてんちょーです。
今年も開催予定の四国柏島ツアーの募集開始を目前に、
今までの柏島で撮影してきた写真整理をしてみました。
うん。
やっぱり、四国柏島ってすごいんだなと。
あまり表に出さないてんちょー撮影の写真も交え、ちょっとだけ…
…いや、がっちり紹介しようと思います。
まず、『柏島』ってどこよ??から。
↑ここです。
…この地図じゃ、さっぱりですね。
四国のココ、一番左下の端っこです。
もう少し広げると…
東京からの距離でこんな感じです。
東京ー沖縄間の半分くらい。
こんな所です。
沖縄までの空路が2時間半くらい。
四国松山空港までが1時間20分くらいなので、だいぶ近い。
でも、そこから南へ約180km陸路をひた走ります。
関東でいうと、東京から下田くらい。
結構な長距離移動です。
こんな場所だからこそ、黒潮の影響を受け、豊かな生態系を持っています。
西側が海なので、
夕暮れ時がめっちゃキレいです♪
さて、ブルーサブは『ダイビング屋』ですから!
大事なのは水中です。
いつもいつもてんちょーが言っている、
はぜ〜ハゼ〜Haze〜…
今までに撮ってきたハゼをご紹介!
伊豆で『普通種』のガラスハゼも、じっくり撮影タイムが取れるから、自分だけのこだわりの撮り方ができちゃいます♪
伊豆で出現するとちょっと嬉しいハタタテハゼ。
柏島にはゴッソリいるので、いろんな撮り方ができる!
自分だけの被写体にできるから、気兼ねなく「振り向きざま!」を狙えます。
伊豆でもちょいちょい発見される『オキナワベニハゼ』。
さかさまに張り付いてるシャイボーイ。
お目目のガラスまでキレイに撮れるとガッツポーズです。
さぁ、ここから少しずつレア度が上がっていきます。
ネジリンボウ。
フワッと浮いて中性浮力でいる所、ヒレ前回を狙いたい。
ペアで撮れたりすると、より優越感♪
ヒレナガネジリンボウ。
ネジリンボウに比べてぴょーいってなっててカワイイ。
ヒレの色で雌雄判別できないのがタマにキズ。
この時は共生エビもご一緒に激写!
紅白で縁起良い♪
ヤシャハゼ。
伊豆大島でも目撃例があるけど、柏島では結構普通種。
飛んで無いので個人的には許せない。
今年こそ!(←仕事を忘れさせるニクいヤツ)
そして、今だに上手に撮れていないのがネジリンボウ属最後の一種。
『キツネメネジリンボウ』。
ちょっと深めの26m以深。
だいぶエンリッチドエアダイバーが増えてきたし、チャンスが広がって期待大です。
どんどん行きましょう。
クビアカハゼ。
浅場で多く見つかるので、身体から窒素を抜きながら最後に遊ぶのにモッテコイ。
適度にシャイなので、ハゼ類撮影の格好の練習台です。
二人寄り添ってたり、V字になってたり、とってもフォトジェニックです。
ハチマキダテハゼ
伊豆にも多くいるダテハゼの亜種で、目を通る黒帯がハチマキっぽい。
身体に対して目が大きく、色も淡くて美しいハゼちゃんです。
ホタテツノハゼは、別名『猫のう○こ』。
何に役立ってるのかナゾの大きな背びれが特徴。
これが開いてないと、ポテッと道端に落ちた猫のう○このよう。
ヒレが開いた所を激写するために、辛抱強く待ちます。
なかなか駆け引きの楽しいハゼ。
日本的で美しい『アケボノハゼ』。
通常は30m後半に生息しますが、柏島では20m以浅で見れて、とっても身体に優しい。
周りに見所の多いポイントで見れるから、撮影待ちも退屈しないのだ!
シロオビハゼ。
一瞬「オドリハゼ!」と思わせるハゼ好き泣かせな子。
いや、この子もそうそう見れませんけどね…
エビとセットでパチリ。
浅場にいるから身体に優しい。
スジクロユリハゼ。
ヒレを全開してくれないと、ただの『棒』。
柏島では40m以内でギリギリ見れるが、他では50m…60m…
いやいやいやいや、命に関わりますって。
やっと思い通りに撮れた一枚。
でも、次はペアで撮りたい。
人間の欲望は際限がないのです。
ヒレの形状カラーが炎を纏ったように見える『ホムラハゼ』。
これを見たくて何度通ったことか…
『ジョイフル本田千葉ニュータウン店』の海水魚コーナーにいることを聞かされた時は膝から落ちましたよ。
で、でもでも!フィールドで見ることが大事!うん!
他にも…
マツバギンポ
そのまつげはどこでお手入れを??
安全停止にちょうどいい水深にいらっしゃる。
タテジマキンチャクダイの幼魚。
よーく見ちゃうと目が回る。
成魚は縦のストライプで、全く配色が違う。
子供の時が可愛いのは生物共通か…
ミナミハコフグの幼魚。
これもまた幼魚が…(以下同文)
マダラタルミの幼魚
(以下同文)
キレイなスズメダイも多く、時間たっぷりでしっかり相手できる!
いつも笑ってるミナミギンポ。
背景や周りを工夫して撮ろう!って思わせてくれるのが柏島マジック。
なんとも雅な
ニシキフウライウオ。
キレイな背景を添えて。
激レア生物も普通種と思わせてくれる。
ボロは着てても心は錦。
ボロカサゴ
対照的に
チェック柄のオシャレさん。
背景のウミウチワと相まって絵になる♪
同じようなウミウチワに住むレア&人気生物といえば
ピグミーシーホース。
ここではペアで!
擬態上手ですよ!ちゃんと二匹見つかったかな??
ブサイクかわいい激レアちゃん
カエルアンコウモドキ。
ここ以外で会ったことない。
でも、どう撮ったらいいのか?正解がわからなかったな…
柏島の固有種といっても過言ではない
イナズマヒカリイシモチ
彼らも上手に撮り直したい!
「ハナダイに魅了されると命を落とす」
格言の元になっているハナダイ
オシャレハナダイ。
ここには書けない水深。
ダイブコンピューターを見てはいけない。
いや、見なくちゃダメ。
魚類以外も
もちろん、ウミウシも!
触覚がピョコピンってかわいいイガグリウミウシ
腕試しにぴったりの透明エビはピント合わせの練習台。
高確率で見つかるゼブラガニは、卵持ちだと当たりを引いた気分。
以外と撮影難易度の高い
ガンガゼエビ
ガンガゼカクレエビより遭遇率が格段に低い。
甲羅の大きさで2mm×2匹のナマコマルガザミのベビーズ。
同じところに住んでるはずなのに、なぜかカラーリングが違う。
本体が見えて来ない…サンゴモエビ。これの『バカボンバージョン』をキレイに撮りたい!
どこの海でも人気者
フリソデエビ。
比較的浅い場所にいることが多く、減圧にぴったり!
これも浅場。
卵持ちのイソコンペイトウガニ。
こいつはデカかったな。
そして、卵持ち。
これもまたアイドル的存在。
ハサミにイソギンチャクを持って威嚇するキンチャクガニ。
イソギンチャクを振っている姿はまるでチアリーダー。
ネーミングセンスの塊
オランウータンクラブ。
視力検査レベルのヨコエビ
どっから見つけてくるんだろう…
こうやって見ると、マクロなイメージが強い四国柏島。
でも
浅場の水底はテーブルサンゴに覆われ、高い透明度の中をキビナゴが乱舞し、カンパチ、ブリも回ってくるワイドな海でもあるのです。
そんあなこんなで盛り沢山な海は、
目に見えない危険をはらんでいます。
楽しすぎて…
ハッと気づくと
窒素パンパン。
11mまで上がってきてるのに残り4分って…
(上の12本のバーが身体各部の窒素量上のラインに達するとアウトです)
さらに浅場に戻ってきても
特に右側ヤバめ。
柏島を本気で潜るには、ちゃんとコンピューターで窒素量を管理できることが必須条件です。
ご飯は
本場の美味しいカツオが待っています。
(てんちょーにはわからんけど、酒も美味いらしい)
ツアー最終日は四国をみっちり観光します。
十余年の四国ツアーの経験で、最終日の遊びはお任せください。
松山周りなら道後温泉でまったりするもよし!
高知でカツオ三昧&龍馬観光するもよし!
香川でうどん巡りするもよし!
徳島へ渦潮を見に行くもよし!
四国は海も陸もグルメも3拍子揃った海なんです。
もうすぐ9月の四国柏島ツアーの募集を開始します。
ご都合の合う方、ぜひご参加くださいね!