メーカー突撃!色々聞いちゃおう企画 – FISHEYE – part1

梅雨の真っ只中、西武池袋線の東長崎駅。
今日はカメラメーカー『FISHEYE』に突撃取材します。
てんちょー(以後:て):おはよー
AYA(以後:A):おはようございます
TOMOMI(以後:T):おはようございます
て:今日はカメラについてじっくり教えてもらおう
A:私もミラーレス始めるし色々聞こうっと

T:口の長い子上手に撮れるようになるかな〜
T:駅から近いんですか〜?
A:そろそろ約束の時間ですよ!
朝からテンション高めでスタートです。
A:もうついた!
T:駅からめっちゃ近いすね。
いつも商品発注した時には、ブルーサブに出社前にてんちょーがバイクでお邪魔するカメラメーカー『FISHEYE』さん。
多分、ブルーサブから最も近いダイビングメーカーさんです。(Sea Canaryを除く)
到着した時にはすでに準備をして待っていらっしゃいました。
いつも商品の受け渡しをしていただくお部屋が、今日は『セミナー会場』と化していました。
て:ちゃんとお話聞くんだぞ!

A:任せてください。

T:誰だと思ってるんすか。
て:(そーゆーのが不安なんだよ…)
FISHEYE池田さん(以後:池):おはようございます。今日はわざわざありがとうございます。本来ならこちらから伺うべきなのですが…
て:こちらこそお忙しい中押しかけてしまってすみません。今日はよろしくお願いします。
A:よろしくお願いします。

T:よろしくお願いします。
池:さっそくですが、小関さんはカメラ好きですが、お二人はどれくらいカメラに関してご存知ですか?
A:私はOLYMPUSのTGとGoProを使っているくらいです。これからミラーレスやろうと思ってます。
T:私はOLYMPUSのTGを使っていますが、カメラにはあまり詳しくないです。
池:では、今日はカメラの基礎から、ちょっとしたおすすめテクニック、オススメ機材までのお話にしましょう。
池:今日1日でもかなりのボリュームなので、さらにテクニカルな話はぜひまた聞きに来てください。
池:昔は『フィルム』を使って写真を撮っていたので、最大でも36枚しか撮れませんでしたが、ここ15年ほどで一気にデジタル化が進み、スマホが普及したこともあり、水中カメラも8割を超える人がカメラを持って潜る時代がやってきました。
A:8割!
T:持ってない人がいないくらいですね!
池:その通りです。スマホ〜一眼レフまで様々なレベルがありますが、今や水中での写真、動画の撮影は当たり前の時代になりました。
池:ほぼ100%のダイバーがSNS等を利用していて、ダイビングインストラクターはライセンス講習のインストラクションと共に、ある程度カメラに関しての知識や技術が求められる時代がきています。
A:確かに、写真撮りたいって言うのは講習中でも聞きますね。
T:SNSにあげるならいい写真撮りたいしね。
池:器材よりもカメラを先に揃える人が多くなったと思いませんか?

A:すごく多いですね
池:慣れない器材を使っていたり、ダイビングスキルが伴わない状態では、いい写真を撮るのは当然難しいです。それでも「器材よりまずカメラ!」のニーズは止められないでしょう。
て:インストラクターとしては複雑ですけどね…
池:カメラを構えて写真を撮ってみれば、器材やスキルの必要性を感じることからは避けて通れないので、そこからがインストラクターの出番です。そこは皆さんに任せるとして、今日は上手に写真を撮らせるちょっとしたコツや、写真が格段に変わるちょっとした機材を紹介しますね。
池:お二人はTGを使って、「なんか上手く撮れないな〜」って経験ありませんか?
A:すごいあります。
T:口の長い子が特に撮れない!
池:それは全て『光』の問題です。

A:『光』ですか
池:水中は圧倒的に光の量が足りず、カメラとしては、ものすごく条件が悪い中での撮影となります。
池:TGはとてもいいカメラですが、一眼レフのレンズ性能や人間の目の性能には遠く及ばず、ピントが合わない手ブレする色が出ない変なツブツブが入っちゃう、といった失敗が多く起きます。
A:あー…真っ青な写真になっちゃったりする!
T:口の長い子、ピント合わないのは光のせい?

池:まさにそれです。
池:これは、コンパクトデジカメであるTGの限界です。これ以上のことをTGだけにさせるのは、そもそも無理があるんです。
池:そこでこの限界を引き上げてやるのに必要なのが『人工光源』です。
A:人工光源?
池:ストロボやライトなど、自然光ではない光源です。
池:特に、手ブレを防ぐことに重きを置くと、ライトの効果は絶大です。小関さん、部屋の電気、オフにしてください。新藤さん、ちょっと当ててみてください。
T:ほんとだ!ピント合うのめっちゃ早い!
池:これだけでほぼ全ての手ブレによる失敗を防げます。
A:こんなに違うんですね。
池:「せっかく小さいTGのシステムが大きくなっちゃう」と、光源を装備するのを敬遠する方もいますが、いい写真を撮るために、何か『人工光源』をつけることは絶対条件と言っても過言ではありません
A:内蔵ストロボじゃ足りないんですか?
池:内蔵ストロボもある程度は使えますが、そもそも内蔵ストロボの光量はたかが知れています。
池:最近の水中ストロボや水中ライトはどんどん小さく高性能になっていますから、『人工光源』は必ずつけてもらいたいですね。
池:ライトやストロボをつけるにあたり、今年新たにコンパクトに装着できるTG用のグリップアームも作りました。
て:これ、めちゃめちゃいいですよね。
池:すぐにブルーサブさんからもご注文いただきました。ありがとうございます。
A:たしかに、これならそんなに大きなシステムにならないですね。

池:拡張性も抜群なので、今注文が殺到しています。
池:話を戻しましょう。
池:水中写真は『ネイチャーフォト』というジャンルになりますが、ネイチャーフォトの中で、唯一『人工光』を使って良い、いや、使わなければならない写真なんです
池:それだけに、『光の質』がとても大切なんです。
池:そこで、FISHEYEでは様々なライトを用意しています。
池:色温度、照射角、ルーメン数、演色性、光色の違う物を各種取り揃えています。
A T:?
池:色温度とは…
ここから用語解説と違いについての詳しい説明を聞く二人。
て:(やっぱり専門家に解説してもらうのが一番だな…)
池:…ということで、『人工光源』って奥が深いんです。
A:じゃあ、ライトとストロボってどう違ってどう使い分けるんですか?
池:いい質問ですね〜。ライトとストロボの違いは…
さらに奥の深い『光』についての解説を聞く二人。
池:…という違いがあって使い分けるわけです。
A:なるほど〜!奥が深いですね!
T:これは選び方難しいね…
池:でも、これでお客様に的確なアドバイスができますよね?
池:そして、FISHEYEではストロボとライトのいいとこ取りをしたライトもラインナップしています。
池:生物の逃げにくい赤色ライトを点灯させていて、カメラのフラッシュが光った時だけ同調して光るライトです。
T:これはすごーい!
A:めっちゃすごいですね!

て:ぶ…物欲が…
池:ご注文お待ちしております(笑)。

池:さらに、通常のライトと違った、『リングライト』というもの用意しています。
池:これは、ウミウシとかを撮る方に最高の一品です。
T:私こっちの方が欲しいかも
A:ブルーサブでも使ってるお客様いますよね?
て:何台か扱ったねぇ。
池:今、これも進化してフラッシュモードが搭載されています。
池:ほら、きれいに光当たるでしょ?
A:これ便利〜

池:もちろん万能じゃないので、被写体により向き不向きがあります。
池:ただ、このライトのすごいのは…
リングライトの性能を余すところなく解説されるブルーサブスタッフ。心がグラグラ揺れます。
池:…なんていう使い方とか、カスタマイズも可能なんです。
T:私、これだ。うん。これにする。
て:この進化は知らなかった〜
て:昔の印象で「ハゼには使えないな」とか言ってちゃダメですね。
池:ぜひお客様にも伝えてあげて下さい。
池:これからの時代、動画も簡単に共有できる時代になっていくから、『人工光源』の中でも特にライトを使いこなすことは重要になってくると思います。
池:ライト屋が言うのもなんですが、いい写真を撮るには最終的にストロボも必要にはなると思います。
池:でも、最初は一本、ライトを使うことで写真の出来は格段に変わりますので、ライトの使用を強くお勧めします。
池:さらに、アームをつけてカニのようなシステムになってる人もいますよね?あれにもちゃんと理由があるんです。
池:ああすることで…
まだまだ熱いカメラ談義は続きます。
T:それでてんちょーのカメラはあんなバカデカかったんですね。ただ邪魔なだけじゃなかったんですね。
て:やっとわかっていただけましたね。
て:(これで、カメラがデカくなっても怒られなくなるぞ…)
池:こんな面白い拡張パーツもあります。
A:すごいスポット感!

池:こんな雰囲気の写真も面白いでしょ?
池:ただカメラを持って写真を撮るのではなく、水中写真はこうやって遊ぶ物なんです。
池:自分にあったライトを選ぶと、色々な工夫を凝らした撮影ができて面白いんです。
池:ぜひお客様のニーズにあった『人工光源選び』のアドバイスをしてあげて下さいね。
池:今日はこのくらいにしておきましょう。
池:次はウチの金子がレンズについてのお話をさせていただきます。
て:TGでもワイドに走る、ミラーレス・一眼レフに手を出す時には避けて通れない話ですからね。
FISHEYE金子さん(以後:金):レンズ関係の話は任せて下さい。
金:ブルーサブさんも近いので、また伺いますね。

A:次はレンズ!よろしくお願いします。
T:口の長い子撮れるレンズ、教えて下さい!
A T:今日はありがとうございました!
池:ありがとうございました。
金:またお待ちしております。

と、いうことで、今回はライトやカメラのハウジングなどを手がけているFISHEYEさんに突撃取材してきました。
約4時間の中で、
・ライトの種類、性能の違いと使い分け方
・ライトの上手な活用方法
・カメラ拡張のアドバイスの仕方
をベースに、急なお願いにもかかわらず、ここでは紹介しきれない情報量の内容の濃いお話を聞くことができました。
これからのブルーサブのダイビングは、『光』にこだわって水中をご案内していこうと思います。

「撮った写真の手ブレが気になる」
「ピント合わせがうまくいかないから撮るのに時間がかかりすぎる」
「撮った写真がなんだか青すぎる(緑すぎる)」
「他の人と同じような写真しか撮れない」

そんなお悩みをお持ちの方は、パワーアップしたブルーサブスタッフにご相談ください。
FISHEYEさんに教わった内容を完コピでご案内・ご紹介し、お悩みを解決します♪

次はAYAが足を突っ込もうとしている『ミラーレスカメラ』と『レンズ』について教わろうと思っています。
新しい発見がものすごく多い

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『メーカー突撃!色々聞いちゃおう』企画

メーカーさんには大変お手数をおかけしてしまうのですが…
これからもご協力いただけるメーカーさんに突撃していこうと思います♪

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