レベルに応じた経験を!
一口に「ダイビング」と言っても、様々なシチュエーションに合わせたスタイルがあります。
初心者から上級者まで、ご自身のレベルに応じたダイビングスタイルでお楽しみください。
ビーチダイビング
初心者から上級者までを魅了する、最も気軽なダイビング!
初心者はもちろん、中・上級者でも気軽に楽しめるのが、このビーチダイビング。
ビーチダイビングは通常、リーフや岩場、砂浜などの海岸線から、歩いて水中へエントリーするスタイルです。
比較的浅いポイントが多いのですが、中にはちょっと泳いだだけで水深30メートルを超えるようなディープなポイントもあります。
このスタイルのダイビングは、初心者にも適していて、色とりどりの多彩な海洋生物との出逢いが体験できます。
ボートダイビング
日帰りからリゾートまで網羅!基本的なダイビングスタイル!
ボートダイビングは一般的に、アンカーを打って停泊している船舶から、直接海中にエントリーするスタイルのダイビングです。
最近では、アンカーを打つことが海底の環境を壊すことに繋がるため、定点にブイを設置して、そこに船を係留するスタイルがほとんどです。
ビーチダイビングに比べて、より遠くのポイントや生物の多いリーフ、あるいは「根」と呼ばれる岩礁などにすぐにアクセスできるのが魅力です。
また、海底まで係留用のロープが伸びていますので、初心者の方でも安全に潜降・浮上ができます。
ドリフトダイビング
大物を狙うならこれ!ダイナミックに海を満喫するスタイル!
ドリフトダイビングでは、海流に乗って、流れに身を任せながら進みます。この方法では、水中の風景が文字通り流れるように変化し、色々な海洋生物が見られるのが特徴です。通常はボートからエントリーして、流れに沿ったダイビングを楽しみ、水面に浮上したときには、ダイバーの吐く泡を追いかけてきたボートが待機していますので、一般的なダイビングより泳がないこともあります。
ただし、一般的なボートダイビングとは異なり、潜降用のロープなどはありませんので、ある程度経験を積んだ中級者以上のダイバーにおすすめしたいダイビングスタイルです。
ナイトダイビング
昼間とは全く違う、エキサイティングなダイビングスタイル!
ナイトダイビングは文字通り、夜、ダイビングすることです。
夜に真っ暗な海でダイビング?と考えると、ちょっと怖そうな気がするかもしれませんが、そんな心配はご無用です。
夜行性の生物との出逢いや、昼間とは異なる生物の行動などが観察できます。
多くの魚類は夜になると眠ってしまうので、あまり逃げたりしなくなるため、じっくり観察するには絶好のチャンスです。
ダイビング用の水中ライトに照らし出された世界は、昼間とは違った興奮と感動と発見を与えてくれます。
ディープダイビング
目的の生物と出逢うため!特殊な環境アドベンチャー
水深30メートル以上のダイビングのことを「ディープダイビング」と呼びます。
深い海でのダイビングの視界は、ほとんどが青一色のグラデーションの世界が広がります。
ドライスーツを持っている人は、ぜひ、真冬のディープダイビングをおすすめします。
なぜなら冬場には深海性の生物が、「浅場」まで上がってくるため、真冬の深場でしか見ることのできない、レアな生物と遭遇するチャンスだからです。(深海生成物の「浅場」は、私たちの「深場」です)
特殊な器材と訓練を積めば、水深100メートルまで潜ることもできますが、相当なマニアだけの世界ですね。
沈船ダイビング
冒険心をくすぐるシチュエーション!
歴史的な背景を調べ、沈没船や沈没した構造物を探索する知的で冒険的なダイビングです。
これは沈没した船の歴史的背景や、船の残骸の状態を学ぶ機会でもあります。
深海の沈没船の中で興奮と謎めいた雰囲気を体験できます。
沈んだ船の中でもたくましく生きる生物たちにも、きっと感動することでしょう。
船の歴史や謎に触れたり、深海の沈没船の中で冒険することは、多くのダイバーにとって夢のような体験です。
ケーブ(洞窟)ダイビング
マニア垂涎!水中ガイドの経験がモノを言うダイビングスタイル
ケーブダイビングは、洞窟や地下水路の中を探索するスリリングなダイビング体験です。
暗闇の中を進み、鍾乳洞や独特の地形を楽しみながら、地下の秘密の世界を発見します。
直接水面に浮上することができない場合もあるので、技術と慎重な潜水計画が必要ですが、その先に待つ驚くべき景観と神秘的な光景は、生涯忘れることのない体験になるでしょう。
淡水(高所)ダイビング
いつもとちょっと目先を変えて
淡水(高所)ダイビングは、湖や河川などの淡水域で行われます。
湖や河川には、海とは異なる独特の景観や生物が存在し、普段のダイビングとは全く違う自然の美しさを感じることができます。
ただし、湖や河川は、海抜300メートル以上の高所にある場合が多いため、特殊な潜水計画と、高所潜水に対応するダイブコンピューターが必要になります。