メーカー突撃!色々聞いちゃおう企画 – INON –

今回は、メーカー突撃取材企画の第三弾!
カメラ機材メーカー『INON』さんにやってきました。
Myカメラセットを持って、学ぶ気満々のブルーサブスタッフたちです。
TOMOMI(以後:T):今日も学ぶぞー!
AYA(以後:A):新しいハウジングの使い方全部聞くんだ!
てんちょー(以後:て):色々聞きたことがあるぞ〜
この日、店のオープンは中田さんに任せてるから時間はたっぷり!気合十分です。

今回お話をお伺いした担当の服部さんが、すでに色々準備して待っていてくれました。
INON服部さん(以後:服):今日はご来社ありがとうございます。

て:いつもお世話になっています。今日はよろしくお願いします。
A T:よろしくお願いします。
服:お二人はいつも何で写真を撮っているんですか?
T:私はオリンパスのTGで撮っています。
A:私は今回ミラーレスを始めるにあたり、Panasonic GX7MK3にINONさんのハウジングで揃えました。
服:ありがとうございます。このセットはめちゃめちゃいいセットです。そして、ハウジングは私が設計したものなので、とても嬉しいです。
服:このカメラは、基本さえマスターしてしまえば、物凄く幅広く使用できて、表現の幅も広くて面白いカメラです。ある意味、TGは非常に難しいカメラで、GX7の方が基本さえマスターしてしまえば、TGより簡単にいい写真が撮りやすいんですよ。
A:そうなんですか!?陸で練習しててもわからないことがいっぱいなんですけど…
服:最初はみんなそうです。なので、まずはGX7の方からお話ししますね。
服:まずは、基本の設定として、これからお教えする設定にしてください。その理由として…
ここで、目から鱗のカメラ設定の話がボロボロと!
て:(やっべ、すげー勉強になる…)
服:次にストロボですが…

ストロボの設定やワンポイントアドバイスなどが的確に提示されてゆきます。
服:次にTGですが、これはとてもお手軽な反面、難しいカメラです。
服:TGはカメラ任せの部分が多く、一見簡単に撮れるようで、一眼レフ、ミラーレスに比べてユーザーが設定できない分、納得のいかない写真が多くなってしまう傾向にあります。
T:そうなんです。なかなか思った通りにいかないんです。
服:そうですよね。諸悪の根源は『水中モード』です。
T:てんちょーも水中モード嫌いですよね。
服:小関さんも使ってないんですね。
て:お客さまには、『この設定で撮れ』の設定をしてもらっています。
服:これは私見ですが、色をコントロールする『ホワイトバランス』をTG任せにするといいことがありません。ぜひこれからお教えする設定にしてください。
て:え!?そんなに補正入れちゃうんですか!?
服:弊社のストロボをつけている方には、この補正が絶対有効です。なぜなら…
ここからの情報はびっくりする内容でした!

TGで外部ストロボを付けている方、次のダイビング前にお教えします!
服:次は撮影テクニックですが、水中撮影にはストロボが必須です
服:外部ストロボなしでいい写真を撮ろうというのは、ほぼ無理だと思って良いでしょう。
人工光源の必要性はFISHEYEさんでも言われていた内容で、すんなりうなづけます。

服:お二人のカメラには、弊社のZ-330、S-2000がついていますよね。
服:その効率の良い使用方法をお教えしますね。
服:自分で言うのもなんですが、INONのストロボは業界最高性能だと思います。
服:ストロボで最も重要なのが、どれくらいの時間でパワーを出し切ることができるかというスピードです。
服:そのスピードにおいて、世界を見てもINONストロボを上回るものはないと思います。
服:その性能を追求したが故に、光のコントロールがとてもピーキーになります。
服:特にこの最新ストロボ、Z-330は大光量がゆえに、写真が飛んでしまうこともあると思います。
A:時々そういったお客さんいます。
服:TG、ミラーレスにかかわらず、そう言ったお客様にお勧めいただきたいのが、中間アームです。
服:ストロボの位置を離すことで、メリットがものすごくたくさんあります。
服:一番のメリットは、ストロボを遠く離すことで、自分とカメラが少し動いて、被写体との距離が変わった時の相対距離が変わりにくくなります。
服:カメラの近くにライトやストロボがあると、自分が少し動いただけで、カメラの測光において大きく光量が変わってるように認識されます。
服:写真がぶっ飛んだり、真っ暗だったりする理由はこれです。
服:ストロボを極端に離せば離すほど、相対的な距離の変化が小さくなり、出来上がり写真が飛んでしまったり、暗すぎるミスを防ぎやすくなります。
服:光量を気にすることがなくなれば、被写体のピント合わせや構図に集中できます。
服:そして、ストロボを離すことで、写真の写っている範囲全てに光を回すことができます。
服:これに関しては賛否があって、お好みの問題もありますが…
服:私は今マクロ撮影でもながーーーいアームを使っています。
て:特にTGを使っている方ほど、システムが大掛かりになることを嫌がりますが…
服:良い写真を撮るためにはある程度大きくなることは仕方ないと思って、あきらめてもらいましょう。
A:はい!質問です!
A:今、S-2000、D-200、Z-330と、3種類ストロボが出ていると思いますが、ぶっちゃけどれが一番いいですか?
服:間違いなく、
Z-330です。
服:それぞれのスペックの違いとして……と言うのがありますが、まず間違いなく最終的にZ-330が欲しくなると思います。
スペックの違い等、気になった方はぜひスタッフまでご質問ください♪
詳しくご案内いたします。
服:D-200、Z-330にはこの『バイザー』もついていて、これがまた優れものです。
服:使い方として…
て:(てんちょーのZ-240にはない…羨ましい…)
服:人によっては使わない人もいますが。
服:もちろん、ボディの小さいS-2000も小回りがきいていいんですが…でも、おすすめは間違いなくZ-330ですね。
この後も、ストロボの当て方、配置、開発秘話など余すところなく解説をしていただきました。
てんちょーも初めて知る話(←これ、結構絶句モノだった)、TGの撮影テクニック、ミラーレスカメラの話を時間いっぱい伺いました。
A:他に水中写真が撮りやすくなったり、面白くなる機材ってありますか?
服:はい。プロモーションがあまりできていなくて認知されていない、良いレンズ、ライト、機材があります。
てんちょーもノーマークだったレンズの話が面白く、心がだいぶぐらつきました。
服:あと、最近発売した『クイックシューシリーズ』が超お勧めです。
て:これ、めっちゃ気になってたんですよ!ちょっとお高くて躊躇してたんですが…
T:これで何ができるんですか?
服:これはいいですよ!一回使うと手放せなくなります。ワンタッチでステーとカメラを外すことができ、簡単に縦位置写真を撮れるようにもなります。
服:賛否はありますが、最近私は『縦位置写真』を推奨し、流行らないかな〜と思っています。
て:わかります!自分も『これからは縦位置写真だっ!』って思っています。
服:通常のグリップシステムでは縦位置写真が非常に撮りにくいのですが、この『クイックシューシリーズ』を使うとメリットしかありません。
て:いいな〜…じゃぁ…使ってみます…
A:えっ!?じゃぁ私も!
服:ありがとうございます。
その他にもGoProのレンズの話、新しいカメラハウジングの話などで一気に時がすぎていきました。
あと…ここには書けない業界裏話…
↑てんちょー、個人的に勝手にとても親近感がわきました。
A:いや〜早く海に行きたい!
T:私も色々ためした〜い。
て:今日はありがとうございました。
服:ぜひ縦位置写真を流行らせましょう!

今回は水中カメラ機材メーカー『INON』さんに突撃取材しました。
INON製品である、
・ストロボ
・レンズ類
・ハウジング
・グリップステー
の話をみっちり伺ってきました。
オリンパスのTGシリーズの出来がとてもいいだけに、最近は一眼レフカメラやミラーレスを使用するダイバーが激減し、ストロボやライト、外付けレンズなども「大きくなるのがイヤ」と手を出さない方も多いですが、映える写真を撮るにはある程度の装備は必須です。
フィルム時代から写真をやっているてんちょー的にも、ストロボなどの人工光源は必須だと思っています。
スタッフのAYA、TOMOMIもカメラ沼にハマりつつあり、水中写真撮影のアドバイス体制もどんどん整ってきました。

写真撮影において、横位置での撮影がセオリーであり、縦位置写真は邪道
という風潮もまだまだ残っています。
今回、INON服部さんの「縦位置、やるべきでしょ」のお言葉がとても印象的で、「てんちょーだけじゃなかった」と思えてとても嬉しかったです。
スマホ時代、自分の待受を海の写真にすることもあるでしょう。
(↑というか、積極的にそうするべきだと思っている)
人に見せるときにも、縦位置の方がスッと観せられる。
そもそも写真撮影は人に『こうするべき』と型にハメられるものではないはずです。

今回のINONさんへの訪問で、
『自由に発想して写真撮影を充実させられる』
そんな機材を考えて商品化されていることを実感しました。

人と違う写真を工夫して撮れるようになりたい、利便性を高めたい、そんなご要望がありましたら、お気軽にブルーサブスタッフにご相談くださいませ。

今回、てんちょーとAYAのヒットは『クイックシューベースシリーズ』。
近日、使用感のレビューをアップしようと思います。
マジで感動ものの機材です。
レビューをお楽しみに!

さ、次はどのメーカーに突撃しようかな??

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